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【Photoshop】混合ブラシでホイップクリームで文字を描く表現方法

【Photoshop】混合ブラシでホイップクリームで文字を描く表現方法
悩めるデザイナー
悩めるデザイナー
Photoshopで「ホイップクリームで文字を描く」表現がしたいけど、どうやって作ればいいの?
Photoshop(フォトショップ)の混合ブラシツールを使って、ホイップクリームで文字を描く表現を解説します。

ケーキを作る時に、絞り袋からクリームが押し出される光景をイメージすると分かりやすいと思います!

今回制作するデザインはこちらです!

今回制作するデザイン

完成psdをダウンロードする

今回ポイントになるツールは「混合ブラシツール」です。

Photoshopで絵を描く人は馴染みがあるツールかもしれませんが、混合ブラシを使ったことがない方も多いと思います。

なので制作に入る前に、「混合ブラシ」について軽く説明をしておきます。

混合ブラシツールとは

「混合ブラシツール」とは、通った部分の色をミックスしながら描けるブラシの種類です。

細かい設定が可能で、設定の仕様により様々な表現が可能です。

表現方法の例として、モチーフをなぞって色を馴染ませたり、モチーフをコピーしてそのモチーフ自体をブラシにする表現があります。

混合ブラシツールの表現方法の例

今回は後者の表現を使ってデザインしていきます!

制作物の基本情報

サイズ

 横1200px 縦 700px(72dpi)
 

背景カラー

#ea7a92

Youtube動画

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ブラシの元になる素材を作成

楕円を作成

まずはブラシの元になる素材を作成していきます。

楕円ツールを選択して、「幅10px 高さ32px」の楕円を作成します。

「幅10px 高さ32px」の楕円

楕円レイヤーをダブルクリックし、レイヤースタイル「グラデーションオーバーレイ」を下画像の設定で適用します。

「グラデーションオーバーレイ」設定
赤枠内をクリックして、グラデーションカラーの設定をします。

グラデーションエディターが立ち上がるので、5ヶ所の色と位置を指定してください。

グラデーションカラーの設定

カラーのポイントは、グラデーションの緑枠をクリックすると追加することが出来ます。

  1. カラー : #d3c8c1 / 位置 : 1%
  2. カラー : #eae1db / 位置 : 25%
  3. カラー : #ffffff / 位置 : 50%
  4. カラー : #dcd2ca / 位置 : 75%
  5. カラー : #eae3de / 位置 : 100%

OKを押すと下画像の状態になります。

「グラデーションオーバーレイ」適用後

楕円を複製し結合する

グラデーションの楕円ができたら、レイヤーを複製して右クリックでラスタライズします。
元の楕円は非表示にしておきます。

楕円を複製

command(control)+Tでバウンティングボックスを表示させ、基準点をopition(alt)を押しながら赤丸の位置にドラッグします。

基準点が表示されない場合は、基準点(緑の枠)のチェックボックスをクリックしてください!

基準点を変更
基準点を下に移動したら、時計回りに24°回転させます。

今回は15個の楕円を円状に配置したいので、360÷15で計算しています。

楕円を24°回転
一つ回転ができたら、【command + shift + opition + T】で綺麗な円形になるまで、複製と回転の繰り返しを実行します。

windowsの場合は【control + shift + alt + T】

複製と回転の繰り返しを実行
15個の楕円ができたら、その全てのレイヤーを選択して結合します。

結合したレイヤーは分かりやすいように(ブラシ1)と名付けます。

テキストのパスを作成

ブラシの元になる素材ができたら、次にテキストをベースにパスを作成します。

まずは背景をカラーオーバーレイで【#ea7a92】に変更します。(好きな色を選んでOKです)

好きなフォントでクリームと書いてください。

サンプルでは新丸ゴ Proを使っています。

テキストを用意
用意したテキストをベースに、ペンツールでパスを書いてください。

作ったパスは、ダブルクリックでパスの保存をしておきます。

ペンツールでパスを書く
本当にホイップクリームで文字を書いているようなラインにすると、それっぽくなります。

繋げられそうなラインは繋げて書いてみましょう!

パスのベースにしたテキストは非表示にしておきます。

混合ブラシの設定と適用

混合ブラシの設定

(ブラシ1)レイヤーを選択した状態で、緑枠の「混合ブラシツール」を選択します。

「混合ブラシツール」はブラシツールを長押しすると選択することが出来ます。

「混合ブラシツール」はブラシツールを長押しして選択
混合ブラシのサイズを、(ブラシ1)より大きなサイズにします。

ここではサイズ90px、硬さを100%にしています。

option(alt)を押すと、下画像のようなポインターが出るので、option(alt)を押しながら(ブラシ1)の中心をクリックします。

これでブラシの素材が読み込まれました。

混合ブラシの選択
次に空の新規レイヤー(ブラシ2)を作成し、混合ブラシの詳細設定を行います。

設定画面は、「混合ブラシツール」を選択後ウィンドウ上部に表示されます。

①を下画像の通りに設定してください。

混合ブラシの設定

①の設定が終わったら②のブラシ設定を開き、ブラシ先端のシェイプの間隔を「1%」にしてください。

ブラシ先端のシェイプの間隔を「1%」

混合ブラシを適用

(ブラシ2)レイヤー上でENTERを押すと、ブラシが適用されます。

ブラシが適用された後

微調整

ブラシの端っこが不自然なので、自然なホイップクリームに見えるように端を少し尖らせます。

緑枠をクリックし、ブラシの設定を再度開きます。

ブラシの設定を再度開く

シェイプの項目を選び、コントロールを【フェード:20】に設定します。

コントロールを【フェード:20】
設定が終わったら下の動画のように、先端を尖らせていきます。

位置調整が難しいので、ズレてしまう時は戻って何度か試してください!

微調整

完成

今回制作するデザイン

混合ブラシツールの詳細設定

最後に今回は使わなかった細かい設定について、下画像に番号を振っているので番号順に説明していきます。

混合ブラシツールの詳細設定
  1. 「ブラシにカラーを補充」「ブラシを洗う」「単一カラーのみ補充」の3つのどれかを選択して実行することができます。
  2. 描いた後にカラーを補充するか否か選択できます。
  3. 描いた後にブラシを洗うか否か選択できます。
  4. 補充量やミックス量が適度に調整された、テンプレートを選ぶことができます。
  5. にじみ度合いを指定することができます。
  6. 補充量の度合いを指定することができます。
  7. にじみ度合いを1%以上にした時に、そのミックス度を指定することができます。
  8. ブラシから出る色の流量を指定することができます。
  9. エアブラシ状の重ね書き効果を、使うか否か選択できます。
  10. 滑らかさの設定で、数値を大きくすると震えが軽減されます。

まとめ

今回はPhotoshop(フォトショップ)の混合ブラシツールを使って、ホイップクリームで文字を描く表現を解説しました!
見た目は難しそうですが、意外と簡単にできたと思います!

ブラシで読み込むモチーフを変えれば、色々な表現に応用できるので覚えておいて損はないと思います!

今回デザインした完成psdをダウンロードしたい方は、200円で販売しています!
下記よりダウンロードページに飛んでください!

レイヤースタイルやブラシの素材をそのまま使えて時間短縮になります。

完成psdをダウンロードする

このブログではデザインに関する様々な参考本を紹介しています。

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最後までお読み頂きありがとうございました!

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