![【Photoshop】Tシャツのシワに合わせて合成プリント!モックアップ作成_2](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/icatch_61-2.jpg)
デザイナー
フォトショで作ったプリントデザインをモデルの洋服に合成したいけど、どうすれば上手く出来る?
Photoshop(フォトショップ)を使って、Tシャツの皺(シワ)に合わせて絵柄を合成する方法を紹介します。
いわゆるモックアップというやつです!
白ベースのTシャツと黒ベースのTシャツでは少し工程が変わるので、それぞれに適した2種類のやり方を解説していきます。
この合成方法はTシャツだけでなく、ワンピースやジャケットなど様々な洋服に応用できるのでオススメのやり方です!
ワンポイントロゴから全面プリントの総柄まで、同じやり方で合成することができます!
Youtube動画
作業動画をyoutubeにアップしています!
このチャンネルは、デザインのチュートリアル動画を投稿しているチャンネルです。
ぜひチャンネル登録よろしくお願いします!!
作業の流れ
白ベースのTシャツの場合
- Tシャツレイヤーを新規ファイルに複製&編集する
- 絵柄を配置し、フィルター変形「置き換え」を実行する
- ブレンド条件で色を調整
- 完成
黒ベースのTシャツの場合
- Tシャツレイヤーを新規ファイルに複製&編集する
- 絵柄を配置し、フィルター変形「置き換え」を実行する
- Tシャツの陰影を作成
- ブレンド条件で色を調整
- 完成
ポイントになる技術「置き換え」
洋服のシワに合わせて絵柄を歪ませるには、フィルター変形の「置き換え」を使用します。
以前「置き換え」についての詳しい記事を書いたので、より深く知りたい方はこちらをご覧下さい!
Photoshop「置き換え」と「ブレンド条件」を使って、絵柄を背景の形状に馴染ませる方法 Photoshop(フォトショップ)のフィルター変形「置き換え」と、レイヤースタイルの「ブレンド条件」を使って、絵柄を背景の形に...
白ベースのTシャツの場合
![白ベースのTシャツの場合](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_1.jpg)
絵柄とTシャツ画像を用意
まずはプリントする絵柄と、Tシャツの画像を用意します。
![絵柄とTシャツ画像を用意](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_3.jpg)
Tシャツのレイヤーを複製&編集
Tシャツのレイヤーを右クリックし、「レイヤーを複製」を選択します。
![レイヤーを複製](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_4.jpg)
ドキュメントを「新規」にし、任意の名前をつけます。
![「レイヤーを複製」の設定](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_5.jpg)
新規ファイルが立ち上がるので、「色相・彩度」から彩度「-100」の状態にします。
モノクロになればいいので、他のやり方でもOKです!
![「色相・彩度」の設定](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_6.jpg)
次に「レベル補正」から下画像くらい洋服の皺(シワ)が目立つようにします。
Tシャツ以外の色は気にしなくてOKです!
![「レベル補正」の設定](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_7.jpg)
ここまで出来たら、任意の場所にpsdデータを保存します。
絵柄に「置き換え」を実行
ここからは元のpsdデータに戻ります。
絵柄の位置をプリントしたい場所に移動します。
![絵柄の位置調整](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_8.jpg)
絵柄を選択し、上部メニューから「フィルター」<「変形」<「置き換え」をクリックします。
![「フィルター」<「変形」<「置き換え」](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_9.jpg)
設定画面で下記の設定をし、OKを押した後に先ほど保存した「Tシャツのpsdデータ」を選択します。
![「置き換え」の設定画面](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_10.jpg)
比率の数値はカンバスサイズによって異なるので、自然な歪みになるよう何度か試してみて下さい。
下画像のように、Tシャツのシワが反映されます。
![Tシャツのシワが反映](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_11.jpg)
ブレンド条件で色を調整
最後に「ブレンド条件」で色を馴染ませていきます。
絵柄レイヤーのレイヤースタイルを開きます。
レイヤー効果の下部にある「ブレンド条件」<「下になっているレイヤー」の緑丸部分を「option(alt)」を押しながらクリックし、中間ポイントを追加します。
ポイントが出来たら左右にスライドし、プレビューを見ながらちょうどいい色を探ります。
![ブレンド条件](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_12.jpg)
白Tシャツver完成
![白ベースのTシャツ【完成】](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_13.jpg)
黒ベースのTシャツの場合
![黒ベースのTシャツの場合](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_2.jpg)
絵柄を配置
絵柄を配置し、変形「置き換え」をするところまでは「白Tシャツver」と同じ工程です。
![絵柄を配置](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_14.jpg)
今回は絵柄が馴染むように描画モードを「スクリーン」にしています。
絵柄によっては必要ない場合もあるので、実際に配置してご判断ください。
![描画モードを「スクリーン」](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_15.jpg)
Tシャツの陰影を作成
背景レイヤーの「Tシャツ」部分だけを選択してください。
選択方法はお任せします。(今回はクイック選択ツールを使用)
![「Tシャツ」部分だけを選択](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_16.jpg)
Tシャツが選択出来たらコピー&ペーストし、絵柄の上にレイヤーを移動します。
![コピー&ペースト](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_17.jpg)
描画モードを「乗算」にします。
![描画モードを「乗算」](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_18.jpg)
「レベル補正」で、自然に見えるよう明るさを上げていきます。
![「レベル補正」の設定](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_19.jpg)
調整できたら、陰影レイヤーをクリッピングマスクにし、絵柄にだけ陰影がついた状態にします。
![クリッピングマスク](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_20.jpg)
完成
![黒ベースのTシャツ【完成】](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/61_21.jpg)
応用
このやり方は、全面プリントの総柄やフォト柄にも応用できます。
全面プリントの総柄
![全面プリントの総柄](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/3.gif)
フォト柄
![フォト柄](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/2.gif)
Tシャツ画像がダウンロードできるフリーサイト
モックアップに使えるTシャツのフリー画像が、ダウンロードできるサイトを紹介します。
英語サイトなので「t shirt」で検索するとTシャツの画像がたくさん出ます。
「unsplash」
まとめ
今回はPhotoshop(フォトショップ)を使って、Tシャツの皺(シワ)に合わせて絵柄を合成する方法を紹介しました。
Tシャツ以外の洋服にも応用できる方法なので、上手くアパレルデザインのモックアップが作れなかった人は是非試してみてください!
このブログではデザインに関する様々な参考本を紹介しています。
書籍購入の参考にしてもらえると嬉しいです!
グラフィックデザインが学べるおすすめ本5冊!【目で見て学ぶ】今回はwebデザイナーである私が、心から買って良かった!と思うグラフィックデザインの参考本を5冊紹介したいと思います。
デザインのセン...
社会に求められるWeb/UIデザイナーになるために、読んでおくべき「おすすめ本5冊」webデザイナーは、リモートで働ける会社も多くフリーランスにもなりやすい、魅力的な職業です!
webデザインのスクールが増えたこともあ...
フォント・タイポグラフィのおすすめ本【デザイナー必読】10冊を紹介 今回は実際に私が読んでよかったと思った、フォント・タイポグラフィに関するおすすめ本を10冊紹介したいと思います! webデ...
レイアウトの基本が学べるおすすめ本8冊!独学デザイナー必見! 今回はレイアウト(構図)について学べる、おすすめ本を紹介したいと思います! レイアウトとは決められた空間の中に要素を配置す...
【2024年版】ロゴデザインが学べるオススメ本23冊紹介!「見て学ぶ本」と「読んで学ぶ本」 ロゴデザインが学べるおすすめ本を、「見て学ぶ本」と「読んで学ぶ本」2つのジャンルに分けて紹介します! 今回紹介する本は、実...
最後までお読み頂きありがとうございました!