デザイナー
動きに合わせた残像を残したい!複数の方向にぼかしを掛けるのってどうやるの?
Photoshop(フォトショップ)のフィルター「パスのぼかし」使って、動きに合わせた残像で躍動感を与える方法を紹介します!
スポーツ系のデザインや、車やバイクなどスピード感のあるデザインを作りたい時にも使える技です。
今回実演するデザインはこちらです。
空手の組みをしている女性に、複数の軌道を感じさせる残像を付けていきます。
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「パスのぼかし」とは
Photoshopのフィルター「ぼかしギャラリー」の一つで、パスつまり線に沿ってぼかす事ができる機能です。
直線だけでなく、曲線に沿ってぼかす事もできます。
複数の線を組み合わせて、複雑な軌道のぼかしを表現する事もできます。
【1】モチーフと背景を準備
切り抜いたモチーフと、背景を準備します。
モチーフのレイヤーは複製し、ぼかし用と無加工用に分けておきます。
サンプルと同じ写真は、こちらからダウンロードできます。
【2】パスのぼかしを適用
ぼかし用のレイヤーを選択し、上部メニューから「フィルター」<「ぼかしギャラリー」<「パスのぼかし」を選択します。
パスのぼかし専用ウィンドウが立ち上がるので、この画面で細かい設定をしていきます。
まずは、デフォルトのパスが中央にあるのでデリートで削除します。
残像を付けたい場所に、その軌道を意識してパスを書いていきます。
クリックでパスのアンカーを2点指定し、曲線にしたい場合は下画像の赤丸を曲げたい方向にドラッグします。
複数の軌道をつけていきます。
最後に作成したパスに対して、赤枠の詳細設定でぼかしの速度や適用度を決めていきます。
下記で細かい説明をするので、実際に触ってみてお好みのぼかしに設定してください!
【3】「パスのぼかし」詳細設定
「パスのぼかし」の詳細な設定方法を説明します。
①種類
パスのぼかしには「基本ぼかし」と「後幕シンクロフラッシュ」の2種類があります。
「基本ぼかし」は言葉の通り基本的なぼかしです。
「後幕シンクロフラッシュ」は、フラッシュをたいた最後のような感じにぼかしてくれます。
残像が残りやすいイメージです。
②速度
ぼやけ具合を設定できます。
数値を大きくするほど、ぼやけます。
③テイパー
テイパーはぼかしの適用度を設定できます。
数値を大きくするほど、ぼかしが薄くなります。
④ぼかし(中央)
ぼかし(中央)にチェックを入れると、ぼかしの中心が中央になります。
⑤終了点の速度
「終了点の速度」は、パスの最後の部分の速度を変更する事ができます。
これにより、速度に変化をつける事ができます。
数値を大きくするほど、速度が速くなります。
(パスのアンカーポイントを選択すると編集できます)
⑥ぼかしシェイプを編集
「ぼかしシェイプを編集」にチェックを入れると、作成したパスに動きを追加する事ができます。(赤い矢印が追加されます)
完成
OKを押して、無加工のレイヤーを表示させたら完成です。
別のパターン
同じ工程で、止まっている電車を走らせることもできます。
まとめ
今回はPhotoshop(フォトショップ)のフィルター「パスのぼかし」使って、動きに合わせた残像で躍動感を与える方法を紹介しました。
スポーツ系のデザインや、車やバイクなどスピード感のあるデザインを作りたい時に、使える技術です!
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