デザイナー
フォトショで、風景画像を惑星のような360°のパノラマ加工にしたい!
Photoshop(フォトショップ)の変形フィルター「極座標」を使って、風景写真をぐるっと一周させて、円形の360°パノラマ加工にする方法を紹介します!
魚眼レンズの見た目と似ていますが、内と外が逆向きの加工になります。
左の風景写真を右のように加工していきます。
![風景画像を惑星のような360°のパノラマ加工にする](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_1.jpg)
風景写真は、ビルと海の境界線が分かりやすい画像を使用しています。
フリー素材なので、同じ画像を使いたい方はコチラからダウンロードできます。
それでは早速解説していきます!
YouTube動画
今回の内容は動画でも解説しています!
動画で見たい!という方はこちらのYoutube動画をご覧ください!
【1】風景画像を用意
画像を配置
まずは正方形のアートボードを用意します。
ここでは1500pxにしています。
![正方形のアートボードを用意](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_2.jpg)
次に、海と陸地の境界線が分かりやすい風景画像を用意し、アートボードに配置します。
サンプルと同じ画像はコチラからダウンロードできます。
![風景画像を配置](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_3.jpg)
下の画像を参考に、風景画像を拡大します。
![風景画像を拡大](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_4.jpg)
横の比率を少し縮めて、縦に伸びた見た目にしておきます。
(水平線の位置は全体の1/3を目安にしましょう)
![横の比率を少し縮める](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_5.jpg)
角度補正
この画像は水平線が綺麗に水平になっていないので、角度を補正します。
切り抜きツールに切り替え、緑枠の角度補正のボタンを押します。
![切り抜きツールの角度補正](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_6.jpg)
画像の水平線をドラッグ&ドロップします。
![画像の水平線をドラッグ&ドロップ](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_7.jpg)
これで画像の水平線を補正することができました。
![補正された水平線](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_8.jpg)
レイヤーを複製
command(control)+Aでアートボード全体を選択し、command(control)+Jで選択範囲内のレイヤーを複製します。
![選択範囲内のレイヤーを複製](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_9.jpg)
鳥を消す
画像内にいる鳥を消したいので、スポット修復ブラシに切り替え、鳥を覆うように描画して削除します。
![スポット修復ブラシで鳥を消す](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_11.jpg)
【2】画像の両端が繋がるように加工する
画像を円形で繋げた時に、つなぎ目が自然になるように、画像の右端部分を加工します。
画像の端部分を複製する
長方形ツールに切り替え、左端のエリアを選択します。
![左端のエリアを選択](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_13.jpg)
選択できたら、command(control)+Jで選択範囲内のレイヤーを複製します。
![選択範囲内のレイヤーを複製](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_14.jpg)
複製したパーツを左端に移動します。
![複製したパーツを左端に移動](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_15.jpg)
複製したパーツを反転させる
上のメニューから「編集」<「変形」<「水平方向に反転」を選択します。
![「編集」<「変形」<「水平方向に反転」](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_16.jpg)
マスクで馴染ませる
レイヤーパネルから、反転させたレイヤーにマスクを作成します。
![マスクを作成](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_17.jpg)
マスクを選択した状態でブラシツールに切り替え、画像の左側を描画して下のレイヤーと馴染ませていきます。
ブラシのカラーは黒で、硬さは0%にしておきましょう。
![ブラシツールでマスクを描画](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_18.jpg)
ビルの部分は拡大して、ブラシサイズを小さくして、不自然にならないよう馴染ませていきましょう。
![ビルの部分を拡大表示](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_19.jpg)
レイヤーを結合
いい感じに馴染ませることができたら、2つのレイヤーを選択し、右クリックから結合させます。
![2つのレイヤーを結合](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_20.jpg)
【3】極座標で変形する
画像を逆さまにする
結合したレイヤーを回転させ、天地を逆にします。
![天地を反転する](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_21.jpg)
極座標を適用する
逆さにしたレイヤーを選択した状態で、上のメニューから「フィルター」<「変形」<「極座標」を選択します。
![「フィルター」<「変形」<「極座標」](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_22.jpg)
極座標の画面が立ち上がるので、下の項目から「直交座標を極座標に」にチェックを入れてOKを押します。
![極座標の画面](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_23.jpg)
【4】完成
これで完成です!
![完成](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_24.jpg)
真上からのアングルの人物画像を合成すると、より面白い画像に仕上げることができます。
![真上のアングル合成](https://design-spot.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/110_25.jpg)
まとめ
今回はPhotoshop(フォトショップ)の変形フィルター「極座標」を使って、風景写真をぐるっと一周させて、円形の360°パノラマ加工にする方法を紹介しました!
使う写真によって全然違う見た目になるので、ぜひ色々な写真で試してみて下さい。
このブログではデザインに関する様々な参考本を紹介しています。
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