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【illustrator】イラレで文字をスタンプのように掠れさせる方法

デザイナー
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イラレで、カスレた文字加工がしたい!

illustrator(イラストレーター)で、文字をスタンプのように掠れさせる方法を紹介します!

文字の内側に掠れが多く、輪郭は少しガタガタしているような文字加工です。

デザインに「ビンテージ感」や「レトロ感」をプラスしたいときに使える表現方法です。

スタンプのように掠れた文字

それでは早速解説していきます。

YouTube動画

この記事の内容は動画でも解説しています!

動画で見たい!という方はこちらのYoutube動画をご覧ください!

【1】文字を用意する

まずは、任意の文字を作成します。

ここではフォントの種類を「Futura Bold」、サイズを「650px」にしています。

【2】アピアランスの設定をする

文字にアピアランスの設定を4つしていきます。

アピアランスのパネルは上のメニューから「ウィンドウ」>「アピアランス」から表示することが出来ます。

塗り

アピアランスパネルの左下のボタンから塗りを追加して、カラーを白に指定します。

アピアランス「塗り」

光彩(内側)

次に『fx』のボタンから「スタライズ」>「光彩(内側)」を選択します。

アピアランス「光彩(内側)」

下記の設定を行います。

アピアランス「光彩(内側)」の設定
  • 描画モード : 通常
  • カラー : 黒
  • 不透明度 : 100%
  • ぼかし : 70px
  • 境界線 : チェック

ぼかしの数値は、文字のサイズやフォントの種類によって見た目が変わります。画像と同じくらいになるように目分量で調整しましょう。

メゾティント

次に『fx』のボタンから「ピクセレート」>「メゾティント」を選択します。

アピアランス「メゾティント」

種類を「荒いドット(強)」にします。

アピアランス「メゾティント」の設定

ラフ

最後に『fx』のボタンから「パスの変形」>「ラフ」を選択します。

アピアランス「ラフ」

下記の設定を行います。

アピアランス「ラフ」の設定
  • サイズ : 0.5%
  • 詳細 : 30/inch
  • ポイント : 丸く

上の画像では分かりにくいですが、これで輪郭をガタガタにする事ができました。

輪郭のガタつき

次の工程で文字を画像にラスタライズするので、文字を1つ複製して編集可能なデータを取っておきましょう。

文字を1つ複製

【3】文字をラスタライズする

アピアランスの設定ができたら、上のメニューから「オブジェクト」>「ラスタライズ」を選択します。

「オブジェクト」>「ラスタライズ」

ラスタライズの設定画面が出るので、背景の「透明」にチェックを入れてOKを押します。

ラスタライズの設定

【4】画像トレースする

文字をラスタライズできたら、上のメニューから「オブジェクト」>「画像トレース」>「作成」を選択します。

「オブジェクト」>「画像トレース」>「作成」

これでラスタライズした画像が、トレースされた状態になりました。

トレースされた状態

トレースの細かい設定がしたいので、上のメニューから「ウィンドウ」>「画像トレース」を選択します。

「ウィンドウ」>「画像トレース」

画像トレースのパネルが開くので、下記の設定を行います。

画像トレースのパネル
  • プリセット : カスタム
  • 表示 : 白黒
  • しきい値 : 250
  • パス : 50%
  • コーナー : 75%
  • ノイズ : 25px
  • カラーを透過 : チェックを入れる(白)
  • プレビュー : チェックを入れる
ここも画像のサイズによって見た目が変わります。

参考と同じくらいになるように、しきい値やコーナーの数値を目分量で調整しましょう。

設定ができたらオプションバーの「拡張」をクリックします。

「拡張」をクリック

完成

これで完成です!

パスのデータになっているので、自由に色を変更することも出来ます。

スタンプのように掠れた文字

まとめ

今回はillustrator(イラストレーター)で、文字をスタンプのように掠れさせる方法を紹介しました!
少し工程は多いですが、色んなシーンで使える文字加工なので覚えておくと表現の幅が広がります。

ぜひ試してみてください!

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