Illustrator(イラストレーター)で作ったベクターのデザインを、紙のように変形する方法を紹介します。
3D(クラシック)を使った簡単な方法です!

YouTube動画
今回の内容は動画でも解説しています!
動画で見たい!という方はこちらのYoutube動画をご覧ください!
【1】任意のデザインを用意
まずは、デザインを用意します。
ここでは、チケットに見立てたデザインを使用します。

今回は ベクターデータを使用していますが、pngやjpg画像を使用することも出来ます。
【2】デザインをシンボルに追加
用意したデザインをシンボルに追加します。
上のメニューから「ウィンドウ」>「シンボル」を選択して、シンボルのパネルを開きます。

シンボルのパネルが開いたら、デザインをドラッグします。

書き出しタイプを「ムービークリップ」にして、OKを押します。

これで、デザインがシンボルに追加されました。

【3】 曲線のパスを作成
円弧ツールで曲線のパスを作成します。
塗りは線のみにしておきましょう。

ここでは円弧ツールを使いましたが、パスの作成方法は何でも構いません。
【4】3D効果を設定
パスを選択した状態で、上のメニューから「効果」>「3Dとマテリアル」>「3D(クラシック)」>「押し出しとベベル(クラシック)」を選択します。

押し出しとベベル(クラシック)の画面が出るので、「押し出しの奥行き」をアバウトに設定します。
後で再設定できるので、目視でデザインの幅に合うように設定しましょう。

押し出しの奥行きを設定たら、「マッピング」のボタンをクリックします。

「アートをマップ」の画面が出るので、表面を「3/6」にします。

シンボルのボタンから、先ほど追加したシンボルを選択します。
比率が大きく崩れないように、両端いっぱいになるまでサイズを引き伸ばします。

「押し出しの奥行き」の数値が小さいと、デザインが見切れてしまいます。
その場合は、前の画面に戻って再設定しましょう。

「構造体を表示しない」にチェックを入れてOKを押します。

左上の立方体をドラッグすると、3Dの角度を調整出来ます。
方向が決まったらOKを押します。

【5】形を調整
これで、デザインを紙のように変形することが出来ました。

選択ツールで回転すると、角度に合わせて自然な形に変形してくれます。

アンカーポイントやハンドルの位置を調整して、好きな形に変形することも出来ます。

完成
これで完成です!

変形後の形をパスにしたい時は、アピアランスを分割して、ダイレクト選択ツールで不要な枠を削除しましょう。

まとめ
今回はIllustrator(イラストレーター)で作ったベクターのデザインを、紙のように変形する方法を紹介しました。
簡単なのでぜひ試してみてください。
このブログではデザインに関する様々な参考本を紹介しています。
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